20代女性で現在は大阪に住み主婦をしています。 私が20代前半の頃、仲の良かった友人達が次々に結婚をし始め、無性に私も結婚に憧れを抱きました。
披露宴に出席するたびに「自分も結婚したい!」と強く思うようになるわけです。 そんなある日、友人が婚活をするために企画したパーティーに参加しました。
まずは合コンへ参加から
聞こえは良いですが、少しお金をかけて一流ホテルの小さな個室的なものを貸切ったいわゆる合コンの延長ってやつですね。 そのパーティーは、友人が選んだ未婚男性未婚女性、各4名ずつです。
友人はその中の司会進行的な役割。 そのパーティーに呼ばれていた男性は4名共とてもハイスペック! 4人いて4人ともなど、ドラマでもあり得ないと思うのですが・・・。
私はとても嬉しかったのですが、呼ばれていた女性陣もみんなレベルが高く、顔も綺麗でスタイルも良く、私的にはもっと低レベルな女性を集めてくれたら良かったのになぁ…と少し残念に思っていました。
とはいえハイスペック男子をゲット!
そこで一番仲良くなった男性と連絡先を交換することができました。 大手企業に勤める6歳年上のその男性は、まさにハイスペックであり、会社でも上のくらいの方で身長は185センチ、スリムな体型で、まさに私のどストライクな方でした。
その後その男性と他の友人数名も交えて何度か飲み会も開きました。
その男性はお酒も強く、場を盛り上げるのもとても上手で、みんなからもとても好かれていました。
私のお酒が無くなりそうになると、すぐ『次頼もうか?何飲む?』などと、すごく気配りもできる素敵な方なのです。 飲み会が終わり家に着くと、『遅くまでごめんね。帰りは大丈夫だった?』などと必ず連絡もくれて、とても優しい人だなぁと少しずつ私はその男性に惹かれていきました。
その後もよく連絡を取るようになり、『今度二人で食事でもどうかな?』と、食事に誘われました。
遂にキタ・・・・・・。 初めての二人きりでの食事だったので、その日はとても緊張していました。 どうにか気に入られようと、目一杯のオシャレをしてレストランへ行きました。
でも男性はいつものようにとても優しくて、食事のときも話をたくさんしてくれてすごく楽しかった…のですが、緊張がほぐれてリラックスしてきた私は、男性のあるところが気になってしまったのです。
小さなことが大きく気になってしまった
それは男性が喋るたびに溜まっていく口の横のよだれの泡。 最初は緊張していてあまり顔を見れていなかったので気付かなかったのですが、緊張がほぐれて顔をよく見て話していたら男性の口の横に泡が溜まっているのが目に見えてしまったのです。
友人達との飲み会のときは毎回薄暗い照明の居酒屋だったので全く気付かずにいましたが、初デートのレストランは照明も明るく、顔がよく見えたのです。
口の横の泡がどんどん溜まっていく様子を目の当たりにして、私は気になってしょうがなくなってきたのですが、指摘するなんて出来ません。
今日は、たまたま?と思いましたが、別日の日にも必ず喋ると泡が・・・。
私にとってはご縁がなかった
ハイスペックな彼に責任はないのですが、その口の横の泡がハイスペックを全てかき消してしまうほど脳裏に焼き付いてしまいます。
会うたびに必ず目にするその光景から気持ちが冷めていき、最後には嫌悪感が芽生え始め、お誘いをはぐらかすようになってしまいました。
このようなハイスペックな男に会ったのは最初で最後であり、こんな私に好意を抱いてくれたにも関わらず最後は”口の泡”が原因であっけなく終わってしまいました。
その後3年後に中スペックと低スペックの中間くらいの旦那と出会い結婚し、今に至ります(笑)。