結婚相談所の活動としましては、お見合い ⇒ 仮交際 ⇒ 本交際 ⇒ 成婚
という目標図式がありますが、誰しもがこのように絵に描いたシナリオどうり簡単にスムーズにいくものではありません。
この記事では、コンレク管理人の美喜(美喜プロフィール)が、お見合いから仮交際・本交際の各段階ごとにお相手をどう見極めていくか?を解説いたします。
もくじ
結婚相談所におけるお見合い後の仮交際とは!?
結婚相談所への登録には、お互いに多くの公的証明書を提出致しますので、お相手のプロフィールにおいての嘘や偽りはまずありません。
普段では聞きづらい相手の年収であるとか、結婚後のお相手の両親との同居などいざ結婚の際に知りたいことを把握したうえでお見合いをおこないます。
ですのでお見合いが成立する段階で条件はクリアされているわけですから、実際にお会いしてみてウマが合えばスムーズにいかれる方はトントン拍子です。
婚活を行う場合、効率面を考えると結婚相談所が群を抜いていると言えるでしょう。しかし結婚相談所に入会したからといえ、トントン拍子な方々は一握りであるという現実があります。
とくに女性に関しては、お見合い以降は基本的に受け身側ですので、仮交際中の判断は難しく感じられるのではないでしょうか?
仮交際の定義を把握しておきましょう
まずは仮交際というものの定義を把握する必要があります。結婚相談所によって多少の相違はありますが、仮交際の定義というものをわかりやすく言えば「様子見」かつ「いったんキープ」という段階です。
お見合いをおこなった後に、お互いがもっと相手のことを知りたいとなった時点で、定義としては仮交際期間に入ったということと理解されてください。
交際という名称が付くと、誰もが一歩引いてしまいますがあくまでも仮(かり)です。
つまりお見合いをして「このかたは違う」といった具合に2度目はナシと思わないかぎりは、その時点で仮交際に突入ということ。
お見合いを一度しただけとか、2度目にデートしてみた程度では当然誰でも「様子見」ですよね?。ただし上にあげた「キープ」という意味も含まれることを理解されてください。
「キープ」とは、「様子見」の段階ではお断りする理由もとくに見つからないのでキープしておくというそのままの意味ですが、これが意外と活動において厄介なものなのです。
結婚相談所では、何人もの方とお見合いをおこないます。たとえば5人の方とお見合いをし、3人の方にOKを出すと3人の方と仮交際という段階に入ります。いわゆるキープ3人というわけです。
【仮交際定義】 |
1.お見合いをしてお互いに次回もお会いしてみたいと思った |
2.仮交際中は他のかたとも同じように仮交際ができる |
仮交際の期間はどのくらい!?
結婚相談所にもよりますが、一般的に3ヵ月です。
仮に月に2度程度お会いしたとしても3ヵ月ですくなくとも5~6回デートをすれば、お相手のことをだいたいは把握できるということでしょう。
通常、5~6回デートをしてピンとこなければ縁がなかったと思いましょう!
仮交際の定義は男女同じ!無限ループのはじまり?
たとえば男女がお互いに同様な行動をしているとなると、お互いに仮交際3人づつができあがります。
その3人もそれぞれ同様な行動をされているとなると、 掛け算の世界が蜘蛛の巣のように出来上がってしまうということとなり、その空想と現実の判断に頭の整理がつかなくなることも。
またその期間中もプロフィールは公開されておりますので、新たなお見合いのお申し込みが入ってきたりして目移りなどしてるとまさに大混乱です。
そうはならない為にも、いちはやく本命を絞りその本命の方と本交際を進めていくことが大事になるわけです。
結婚相談所における仮交際後の本交際とは!?
本交際の定義とは!?
お互いに仮交際のかたと結婚を前提におつきあいをされたいと希望されること。
本交際となると仮交際のように何人かのかたとかけもちのようなことはなく、1対1で向き合う事となり、プロフィール上も本交際マークなどが付き、他の方からのお申込みやもちろんご自身も他の方へはお申し込みができません。
【本交際定義】 |
1.仮交際のうえでお互いが真剣交際を望んだ |
2.周りは完全シャットアウトの完全1対1の真剣交際 |
本交際の期間とは!?
これまた仮交際と同様に、結婚相談所にもよりますが3ヵ月が一般的です。
ただし仮交際とは違い、1対1で完全に向き合えますので3ヵ月あれば結婚に対しての判断はつくと思われます。
お互いのお仕事の関係上、なかなか会えないとかの特別な何かの理由がないにもかかわらず3ヵ月以上ズルズルと続けるとなると縁がなかったと思われるべきでしょう。
逆に本交際までいけば、ほとんどのかたが3ヵ月程度で婚約まで行き着くと思われても過言ではありません。
本交際時に大切なこととは!?
本交際となった時点で成婚の一歩手前です。今まで以上に頭の中で観察力を高めてください。
- 結婚後に男性の会社が傾きリストラ
- 結婚後に相手が大病を患う
- 結婚後に相手の親族の介護が必要
もしもをあげたらキリがありませんし、すこしネガティブな発想とはなりますが、もしもとなってもこのかたを支えてあげれる気持ちになれるかどうかの判断の期間であると思うことが本交際時に一番大切なことであると思います。
結婚相談所では男女ともに本交際にたどり着けない仮交際中の悩みが1番多い!
お見合い後にお互いにOKをしてからその後、仮交際にて抱く疑問として多くあげられるのが以下のポイントです。
- 仮交際中の場合、期間はどのくらいで判断すれば?
- 仮交際中の場合、回数は何回くらい会った時点で判断すれば?
- お相手の考えが読めないので進展しない
- いい人だとは思うけど、なんか違う気がする
仮交際中の期間やお会いする回数
まず1.と2.の期間と回数から考えていきましょう。
仮交際の期間と回数はお互いのお仕事の状況などによると思われます。
【職種による休日内容】
- (例)男性:美容師(火・金)女性:OL(土日祝)
- (例)男性:会社員(土日祝)女性:百貨店勤務(平日に2日)
- (例)男性:公務員(土日祝)女性:サービス業で夜遅い
このような組み合わせの場合、期間を定めてもなかなかお会い出来るタイミングの設定が難しくなります。ですのでどのくらいの期間で判断すればよいか?をはかる優先順位はお会いした回数とならざるおえません。
とはいえお互いの努力次第では3か月あれば4~5回はお会いできるでしょう。 逆に、
- (例)男性:会社員(土日祝)女性:OL(土日祝)
のケースの場合、お互いの休日がピッタリ合うにも関わらず、お会いする回数に長い期間がかかる場合は、他の方ともたくさん会っていると簡単に判断ができます。
もちろんそれなりの言い訳はされてくるでしょうが、鵜呑みにされないほうがよいでしょう。
とくにキープさんがいるわけではないのに、お会いする回数が増えない場合は、お相手があなたに会う事よりも自身の趣味や、やりたい事の優先順位を上にしています。
このような方は結婚に対しての真剣度に欠けますので、ズルズル時間だけ消耗される可能性がありますので、早めにさよならした方がよいです。
仮交際というものへの男女の考え方には温度差が生じる
最初のお見合いで1時間から2時間程度お茶をされた際に、女性の場合は「この方はないな!」と判断すればそれでさよならです。
ただし「なくもないから、もう少し知りたい」というケースではOKを出します。
男性の場合は、「なくもないから、もう少し知りたい」という感情に女性よりなりにくいのです。どちらかというと白黒つけたがります。
ここの考え方が男性と女性に温度差があることも知っておいてください。これは私がアドバイザーを行っている際は、あえてそのような言い方をしませんが、「なくもないから、もう少し知りたい」という結果報告に対し多くのアドバイザーさんは「二人が良い方向に!」という思いも込めてこう伝えます。
「〇〇さんは、是非あなたと次もお会いしたいと申しております。」と。この時点で男性はあなたが自分の事を気に入ってくれていると勘違いします。女性側からすると、一度会っただけではよくわからなかったからという理由でOKしただけであるのにです。
理由はかんたんで、上に記したとうり男性側は一度会っただけではよくわからなかったからという理由でOKする傾向が少ないのです。この事を考えますと、女性側よりも男性側の方が早く判断をつけれるのが自然な流れとなります。
仮交際中というものの期間やお会いした回数の判断基準の結論!
上に説明してきた流れから、
- お会いする回数にして5回(お見合い回数含む)
- 期間にして3ヵ月で判断
とされてください。
5回もお会いすれば判断できるはずですし、3ヵ月で5回もお会いできないようであれば、優先順位が低いと考え次にいきましょう。
活動の目的は結婚することであり、人生のなかで結婚というものは最大級の決意の要するものです。
真剣さのないかたとズルズルと続けるほど時間を失うだけで、とく婚活の場合は1歳でも歳を増すことが命取りとなるからです。
仮交際中のお相手の考えが読めないので進展しない場合は!?
5回お会いする、もしくは3か月経過してもなんら真剣な話に持ってこないとなると、相手の頭の中の考えは3つです。
- あなたに対して踏みきれない
- 他のキープさんと天秤にかけている
- もっとお見合いをすればもっといい方に巡り合えるかも?
こう考えている相手を待っていると、本当にご自身の時間がムダになります。
もしあなたがその方を気に入っているのであれば、踏み込んで白黒させるべきです。
結婚を望んでいる者同士が集まり縁を求めているわけですら、積極的にそれができるのが結婚相談所という場所であり、白黒させるあなたの相手への発言はまったくもってこの場では正しい発言です。
仮交際中のかたを「いい人」だとは思うけど、なんか違う気がするケースは!?
「なんか違う気がする・・・」こう思うだけであなたには答えは出ているのでは?
自然に恋愛感情が芽生え、お互いに相思相愛というものが理想です。婚活の場合は、出会って間が無い事や結婚の為の条件も加わりますので、若いころのような勢いでは中々進めません。
- 4度ほどお会いした
- 見た目も性格も昔通
- 優しいと思う
- 気遣いが素晴らしい
だけど・・・
- 今好き?と聞かれたら困る「無」の心理
- 恋愛感情とは別物で考えるのが婚活?
このようなケースは多分にあります。婚活とはいえ恋愛感情をスパッとなくして割り切れるものではありません。このような場合、まずお相手と手を繋いで歩くことを想像してみましょう。
次にキスを想像してみましょう。
その想像の中で、「ムリ」と感じたならば、それは生理的に受け付けないという判断を下してよいと思います。
想像は出来るが、「ドキドキ」「ワクワク」感がないような気がする。その場合は、生理的には受け付けれますので、今後恋愛感情の発展は起きえます。
ただし、4度もお会いして「違う気がする・・・」と感じた瞬間にもう相手を冷めた目で見られているため、次のお見合いにかけられた方がよいのではないでしょうか。
お見合いの仮交際から生じる勘違いとは!?
冒頭でもお話し致しましたが、結婚相談所のシステムは婚活には非常に効率の良いシステムです。効率が良いゆえに、参加者を婚活における勘違い男や勘違い女にしてしまうというのもあるあるなのです。
女性に関して言えば、結婚相談所に20代で参加すればアイドル的存在でモテます、また30代半ばまでであれば普通にモテます。
30代後半~40代前半に関しては、モテるとはいかなくとも普段の生活と比較すると格段と男性と出会いの機会は増えるでしょう。
とくに30代半ばまでの方は、普段の生活では考えられない程お申込みがたくさんきますので、それが続くとご自身の中に「勘違い女」が創られていきます。
その創られた「勘違い女」が、逆に結婚相談所に入ったがためにズルズルと結婚を遠ざけてしまうという現象もあるあるです。
男性の場合もスペックが少し高いだけで、日常ではあじわえないくらいにモテます。そして「勘違い男」が出来上がってしまいます。
勘違い女や勘違い男の末路は仮交際までにも行き着けない!
勘違いが結婚を遠ざける理由を自然に創ってしまうのです。
- 相手の条件を吊り上げる
- 真剣な交際まで至らない
相手の条件を吊り上げる
とにかく「モテる」と勘違いしている訳ですから、高条件志向が固まってしまい、本来のご縁があるかたが現れえたとしても気付けないダダ漏れ状態。
その勘違いから、思考も発言もお相手から敬遠されるようなものに変わっている事に自分は気付かない。
真剣な交際まで至らない
「モテる」と勘違いが固まると、お見合いをしても少し気に入らない点があると、また次に別の方と会えば良いからと即お断り。
お見合いで気に入った相手と出会っても、常に頭の中には「自分はモテるから、このかた以上の相手が今後また現れるのでは?」と、考えてしまい相手の欠点探ししかできなくなる。
上記のように、気に入った方が現れても最高でも2度か3度のデートで、すぐに発想は「また、もっと素敵な方とお見合いすればいいや」と、なってしまう。
実際にこのような状況で何年も結婚相談所に在籍し続け、気がついて見れば年齢も重ね、お見合い回数は減っていくという方はたくさんいらっしゃいます。
痛いスパイラルですね。
またそのような方は最終的に自身の勘違いを悟り、過去を振り返った際に、あの時にお会いしたあの方が・・・と、後の祭りを後悔されます。 お見合いを続け出すとキリがありません。
勘違いはもってのほかですが、お見合い後におけるデート回数および仮交際期間の判断としては、その都度デート回数にして5回、期間にして3か月で判断という基準を設けて活動すればムダを省けた本交際 ⇒ 成婚までの道は早いと思います。
まとめ
- 仮交際と本交際それぞれの定義を理解しておく。
- お見合い後のOKには男女に温度差がある。
- 仮交際とはお互いに「キープ」期間であることもお忘れなく。
- お見合い後におけるデート回数は最長5回で判断。
- お見合い後における仮交際期間の目安は3か月で判断。
- 結婚相談所はお互いの目的が明確な為、男女関係なくハッキリ発言できる場所である。
- 勘違い男女にならぬよう注意。
結婚相談所は、婚活サービスの中では効率の良さは群を抜いておりますが、その効率の良さに注意をしないと泥沼に陥ってしまう事も多々あります。
仮交際においてはズルズルとした無駄な時間は作らないよう判断をできるだけ早めに下すこと、求めることがポイントであると思います。