多くのかたが結婚相談所を探す場合、ネットで検索しますが、「結婚相談所」と入力し検索すると大手結婚相談所がズラリと並びます。
また近場で探す場合、「結婚相談所 〇〇〇」と入力(〇〇〇はあなたの住居の地域名)すると、地域名によっては大手がズラリ、または大手が少しと個人運営の地域密着型の結婚相談所が出てきます。
もくじ
個人運営の結婚相談所は実は出会いの機会が多い!
あなたは個人運営の結婚相談所をどのようにイメージしますか?
「会員数が少なくよい人のいる確率が少ない」
とイメージされるかたがもっとも多いようです。
連盟・協会の会員数は莫大!
近隣の個人運営の結婚相談所は、おおくのかたがそこに入会している会員内同士でお見合いなどをおこなうと勘違いされてらっしゃるかたが多いです。
もしそうであると、お見合いできる数などまったく期待できませんよね。
実は個人運営の結婚相談所の会員活動は、その個人運営の結婚相談所に入会している会員内だけではなく、その結婚相談所が加盟している全国の協会や連盟の会員をご自身で検索して探す場合や紹介してもらうという仕組みが今では主流なのです。多くは日本結婚相談所連盟・日本ブライダル連盟・日本仲人協会・良縁ネットなど数多くの連盟や協会に加盟し、その加盟数が多ければ大手を上回る数のお相手と出会える機会があるというわけです。
上記の日本結婚相談所連盟1つをとっても、東証一部上場企業の大手である株式会社IBJが運営しており、会員数64,257人(2019年現在)と業界第一位を誇っております。つまり、そこに加盟している全国2,102社のうちの1つが個人運営の結婚相談所ということです。
出会いの機会の多さはまずは会員数の多さと、ターゲット層の在籍率がダイレクトに影響してきます。
よいところ取りの個人運営の結婚相談所
たとえば保険の代理店などをイメージするとわかりやすいかもしれません。
代理店契約しているさまざまな大手各社の保険の中から、あなたの実情に一番合った保険の種類を紹介されますよね。
ただし保険の種類の場合、悪質な業者であると利益率の大きい保険会社の商品をさぞやよさげに紹介してくることもあります。
ところが結婚相談所のジャンルにいたっては、成婚をしてもらうことが目的ですのでそのような心配を考えることはありません。
そう考えますと、その結婚相談所の料金設定にもよりますが、数多くの連盟や協会に加盟している個人運営の結婚相談所は、大手結婚相談所に入会するよりもターゲットとなるお相手の数が上回る可能性のある穴場的存在でもあるということです。
運営者の主観に委ねる面を注意!
個人で結婚相談所を運営する場合、もちろん連盟や協会などへの加盟時に研修などを受けはしますが、資格などは必要ありません。
たとえば連盟や協会の規約に準じれば、料金設定(入会金・月会費・お見合い料・成婚料など)、システム内容・サポートなどの手法や設定は、その個人運営の結婚相談所の経営理念や社是などによって自由におこなえます。
ホームページにしっかりと明記している場合もあれば、来店説明時に臨機応変な対応をする場合もあるでしょう。
ホームページが無いような業者は論外ですが、いずれにせよご自身にて足を運び、料金面や活動内容などは運営者とすべて納得いくまで説明を聞かれるようオススメします。
個人運営の結婚相談所のメリットとデメリット
それでは個人運営の結婚相談所のメリットとデメリットを解説いたします。
個人運営(小規模)の結婚相談所を利用するメリット
- 大手結婚相談所よりもターゲット数が多いケースがある
- 大手結婚相談所よりも臨機応変な柔軟性があるケースがある
- 大手結婚相談所と比較して同様な内容であってもリーズナブルなケースもある
- 地域密着として近場の情報に長けている
- 運営者によっては大変有意義な婚活がおこなえる
ひとつづつ解説いたします。
1.大手結婚相談所よりもターゲット数が多いケースがある
多くの個人運営の結婚相談所が複数の連盟や協会に加盟しておりますので、ターゲット数が多いケースの可能性は高いといえるでしょう。
たとえば業界1位と2位の連盟に加盟しただけで、10万人を超える会員数となります。
大手結婚相談所の会員数をご覧になられたいかたはこちら
参考記事あなたにおすすめの結婚相談所がズバリとわかる9つの重要ポイント!大手のトップよりもはるかに会員数が多くなることがご理解いただけたと思います。
2.大手結婚相談所よりも臨機応変な柔軟性がある
その運営者の方針次第ではありますが、ガチガチなシステムを基盤としていないがゆえの柔軟性が、ユーザーにとって強みとなるケースを生じさせたりもします。
たとえば紹介人数の超過や料金体系の交渉などなど。
3.大手結婚相談所と比較して同様な内容であってもリーズナブルなケースもある
料金の面においては、大手結婚相談所のようなネームバリューがないため、入会というハードルの高さをコスト的に低くしているケースが多々見受けられます。
ただし
- 入会金
- 月の活動費用
- 加盟している事業者の合計会員数とご自身のターゲット層の在籍率
- お見合い料金
- オプション料金
- 保証の有無
- 休会制度の有無
- 途中退会時違約金の有無
- 成婚料金
の9点は、入会時に明確にチェックしておきましょう。
4.地域密着として近場の情報に長けている
運営所によって相違しますが、それぞれの地域に根ざした運営上、近距離における個人運営結婚相談所運営者どうしのつながりがあり、情報交換によってあなたの合いそうなかたを紹介してもらえたりするケースも。
5.運営者によっては大変有意義な婚活がおこなえる
個人運営の結婚相談所であるからこそ、大手と比較し抱える会員さんの人数の少なさから運営者と会員の関係が密となり、あなたのよき理解者となってもらえれば、可能性をより効率よく活動できるための強力なパートナーとなってもらえるでしょう。
個人運営(小規模)の結婚相談所を利用するデメリット
- 運営者とウマが合わねば代役とのチェンジがスムーズとはいかない
- セキュリティ面のリスクがある可能性も考慮に入れなばならない
- 在籍する期間によっては高価になる場合もある
- 運営者の経験や考えに左右されてしまう
こちらもひとつづつ解説いたします。
1.運営者とウマが合わねば代役とのチェンジができない
大手結婚相談所と比較して個人一人もしくはスタッフ数名にての運営のため、関係性が悪くなろうが「すぐにチェンジ」とはいきませんので、活動とは別の面でストレスが蓄積され退会されるケースもあるでしょう。
途中退会にてのリスクを入会時に確認しておくべきです。
2.セキュリティ面のリスクがある
大手結婚相談所ではプライバシーマークの取得をはじめとした一般社団法人日本プライバシー認証機構推奨の「TRUSTe」「JCPC」など個人情報漏えいのための策がとられているところがほとんど。
しかし個人運営の結婚相談所においては、取得まで行き着けていない所もあります。
3.在籍する期間によっては高価になる場合もある
個人運営の結婚相談所は入会のハードルを低く設定することにより入会を促し、成果報酬としての成婚料などを高く設定している傾向があります。
こちらは大手結婚相談所同士が差別化のために多種多様な料金体制を組んでいるのとまったく同じであり、個人運営であればなおさら料金設定は運営者の考え方です。あなたにとって有利にはたらく事業所もあれば逆もしかりです。
いずれにせよコスト的な面は上でも述べてますとおり、入会前に上で記した9点はしっかりとヒアリングをおこない把握してから入会の検討をしましょう。
4.運営者の経験や考えに左右されてしまう
個人運営の結婚相談所は経営方針・経営理念というものよりも、運営者の個人的な経験や考えに偏っている傾向が強く、入会者が賛同できれば強力なパートナーとなり得ますが、逆になると入会金をムダにする可能性もあります。
また連盟や協会への加盟(加盟金は必要)がおこなえれば、事業としては決して大きくない予算で開業できてしまうのも個人運営の結婚相談所の特長です。
以下の点をチェックし、ひとつでもあてはまれば避けるべきでしょう。
- 運営歴が浅い(最低でも5年)
- 運営者が独身
- 専業でない運営(副業や片手間での運営)
- 説明時に疑念が生じた場合
- ホームページがない、もしくはあったとしても特定商取引やプライバシーポリシーなどのページ表記がいい加減である
- 説明時に話題をすり替えられた場合(明確な回答が得られない)
まとめ
個人運営の結婚相談所を選択したから、また大手結婚相談所を選択したから、どちらを選ぶと結婚に近づくかはあなた次第であることは紛れもない事実です。
上に記したようにそれぞれ個人事業者にもメリット・デメリットがあります。
最低限の予備知識を備えてしっかりと確認をおこない望めば、大手と小規模のどちらがよいというわけではなく、あなたが活動をおこなううえで利用しやすく効率が高まると思った結婚相談所を利用することが成婚への近道でしょう。
どのようなステージであっても、あなた自身が納得できればよいのではないでしょうか。
最終的な目的が「結婚」ですので、どこで活動しようがすべてはあなたの真剣度と活動力にかかっていると思います。