この記事では、結婚相談所へ入会して活動するメリットとそれに付随したデメリットを私自身の在籍経験も含め多数社調査し、全貌を解説いたします。
結婚相談所のメリットについて
婚活サービスの中において一番費用がかかると言われる結婚相談所。 であるにも関わらず、会員数は大手4社だけでも約18万人にもなっております。 しかも、婚活市場は急上昇。1社の上昇グラフを見ても一目瞭然です。
オーネットHPより抜粋(他社も同傾向に上昇中)
結婚相談所大手会員数
サービス名 | 会員数 | 備考 |
IBJメンバーズ | 58,000 | 株式会社IBJ:東証一部上場 |
オーネット | 46,638 | 株式会社オーネット |
ノッツェ | 40,000 | 株式会社結婚情報センター |
ツヴァイ | 32,220 | イオングループ |
参考記事:結婚相談所の比較ランキング体験版!各項目別の根拠を示した6選!
この他にも大手はゼクシィ、サンマリエ、パートナーエージェントなどなど・・・。
また全国の中小結婚相談所を全て含めると莫大な数の会員数が活動されております。
一番費用のかかる結婚相談所にこれだけの会員が集まるメリットは何なのでしょうか?
メリットと感じる部分は人それぞれですので、まずは結婚相談所にも種類があることの把握がポイントとなります。
結婚相談所の種類
結婚相談所にも種類が大きく分けて3種類存在します。
- 仲人型
- データマッチング型
- インターネット型
インターネット型はマッチングアプリと同様ですが、公的証明書(独身証明書、身分証明書、源泉徴収票)の提出義務など、相手の身分が虚偽ではなく安心できる点が優れております。
費用は安いのが魅力ですが、結婚相談所としての魅力としては乏しく、すべてご自身が活動されなくてはならないためここでは割愛します。
仲人型とデータマッチング型の共通のメリット
- 安心感・安全性の高さ
- 真剣度合が高い
- 効率の良さ
- ご自身の望む条件でお相手を手軽に検索
- プロフィールでお相手の情報をあらかじめ深く把握できる
- 結婚に真剣な方と出会える機会が盛りだくさん
- お見合い後の返答や交際お断りも相談所に伝えるだけ
では、仲人型とデータマッチング型の共通のメリットを1つづつ解説させて頂きます。
1.安心感・安全性の高さ
①株式を上場している大手の企業が運営をしている安心感
ご存知のとうり株式を上場できるという会社は全国の会社の数からするとほんの一握りです。
売上高はもちろんのこと、厳しい審査基準をクリアされた会社であり、社会的に背負う責任も大きく違います。
上場企業は、いい加減な運営など絶対に許されませんし、不祥事が公になると株主に対しても大変な迷惑をかけてしまいます。
上記からも、会員の成婚の為に全力を注いでもらえるでしょう。
②相手を疑わなくて済む公的証明書の提出義務 【入会資格】
- 初婚・再婚を問わず、独身の方であり、且つ結婚に支障をきたすような法律的な問題のない方。
- 結婚を真剣にお考えの方。
- 男性20歳以上で定職をお持ちの方、収入のある方。
- 女性18歳以上の方。(高校生を除く)
【提出公的証明書】
- 身分証明書(運転免許証や健康保険所)契約者の氏名・住所・生年月日を確認できる公的な証明書の写し
- 公的に独身を証明する書類(「独身証明書」原本)
- 最終学歴を証明する書類
- 収入や職業を証明する書類の写し(勤務先発行の源泉徴収票など)
- 月会費等の口座振替依頼書
- プロフィール用の写真等
入会時にこれだけの資格や証明書が必要であるので、どの会員に対しても安心して活動が行えます。
③個人情報漏えいを防いでくれるプライバシーマークや情報セキュリティシステムの国際規格
「BS7799-2:2002」「ISMS ver.2.0適合性評価制度」などの取得企業。 こちらは今の時代言うまでもなく大切です。
2.真剣度合が高い
費用が高価であるだけあって、活動される会員さんは皆さん結婚という目的に向けて真剣に取り組まれております。 特に入会から1年の間が一番成婚率が高いという実績が物語っています。
3.効率の良さ
多種ある婚活サービスの中では効率面においては、飛びぬけています。
4.ご自身の望む条件でお相手を手軽に検索
入会と同時に全てのプロフィールがデータ化されますので、お相手を探す際に大変便利です。 お相手探しは婚活サイトなどでも行えますが、データに嘘偽りがない信用できる事が結婚相談所のメリットのポイントです。
5.プロフィールでお相手の情報をあらかじめ深く把握できる
街コン・お見合いパーティー・婚活パーティー・婚活サイトなどの他のサービスだとどうでしょう? いきなり年収や家族構成など気まずくて聞けませんよね?
そのように本来聞きづらいデータを予め把握できているうえで、お相手とお会いできるのです。 また、そのデータは公的証明書提出義務のおかげで嘘偽りがありません。 余計な詮索をする思考や手間も省けますので、気になる方とお会いして価値観やウマが合えば本交際も早いです。
6.結婚に真剣な方と出会える機会が盛りだくさん
ご自身からの申込み・お相手からのお申込み・カウンセラーからのご紹介・マッチングデータなど、お見合いに繋がる機会の可能性が多彩です。
7.お見合い後の返答や交際お断りも相談所に伝えるだけ
お見合い後もそうですが、仮交際・本交際などは特にお相手へのお断りは気を遣い骨の折れるものです。
そういったお断りは相談所に伝えるだけで済みますので、精神的にも負担がかかりません。 では、仲人型とデータマッチング型の共通のメリット意外にそれぞれのメリットの特徴を解説致します。
仲人型の結婚相談所のメリット
仲人という言葉が堅苦しさをイメージさせがちですが、現在では全く堅苦しさはありません。 最近ではアドバイザー・カウンセラー・コンシェルジュと呼ばれる経験豊かな担当者が会員に専属で付きます。
会員になったあなたに対して、アドバイザーが成婚に至るまでの過程において黒子役に徹してくれるというイメージです。 黒子役という意味は、あなたの為に・・・
- 入会と同時にあなたの看板でもある、異性に魅力を発揮できるプロフィール作成のアドバイスを貰えることで、ご自身の魅力を最大限に発揮できます。
- あなたに合いそうな異性の会員を促してくれたり、気に入った方への申込みに相手がOKしてくれた場合や、相手からのお申込みにOKした場合、お見合いの日時や場所をセッティングしてくれます。
- お見合い後や交際後の結果処理。お見合い後に次回も会いたい、又はお断りしたい場合や交際に発展したが途中でお断りしたくなった等は、アドバイザーに連絡するだけで全て処理してくれますので大変気が楽です。
- 仮交際中や本交際中の助言。活動を通じて、なかなかうまく発展しないケースも出てきます。そのような際には異性のカウンセラーさんに相談し、異性の思考の点でアドバイスをもらうことで、自身では発見できないポイントをプラスに転換できます。
- 会員同士のパーティーでは、あなたが効率よく動けるよう気を配って動いてくれます。
- 休会で気分転換。連続でお見合いがうまくいかないと、婚活疲れがドッと押し寄せてきます。 そんな際に休会できる結婚相談所が助かります。休会というのは、会員の退会はせず一定期間休ませてくれる(月会費なし)ということです。 2か月間リフレッシュし再開すると、気分も変わって良いサイクルになりました。
私の実際にアドバイザーさんにお世話になった例
会員同士の婚活パーティーにて
結婚相談所によっては、会員同士のイベントもたくさん行われます。 婚活パーティーが中心であり、その他料理教室であったりバーベキュー大会であったり。
頻繁に行われるのは高級ホテルの広間で行われる婚活パーティーです。 ここでは、私の場合は専任アドバイザーさんの存在が非常に大きかったです。 専任ですので、期間が経過すればするほど私の異性のタイプや私の性格を把握してくれ、色々お世話してくれました。
時には「あの方はどう?○○さんにはピッタリかと思うけど・・・」と紹介してくれたり。 タイプではない方と会話中に、アイコンタクトのみで助けに来てくれたり。 また、自分の気に入った方を伝えるとその方の空いた際にすぐにアプローチして連れて来てくれたりしました。
お見合いのセッティングにて
いざ、お見合いが決定すると、日時や場所などのセッティングにも手間がかかるものです。 ネットのお申し込みでお見合いが成立した際も、日時や場所の設定までヒアリングして全て行ってくれます。
ときには洒落たカフェを予約までしてくれておいた事もあります。思い起こすと今でも大変感謝しております。 私は最初についてくれたアドバイザーさんがとても一生懸命に動いてくれる方でラッキーでした。
ですので変更はしてませんが、ウマが合わないアドバイザーさんですと、絶対にチェンジしてもらったほうが良いかと思います。 それほど結婚相談所においては、アドバイザーさんの存在は大きいと私は思います。
活動がうまくいかない際にて
アドバイザーは経験豊かな方ですので、あらゆる面であなたの為に第三者目線で客観的にアドバイスをもらえたりします。
また「婚活に疲れた」という方も多くいらっしゃいます。 その際は、ご自身で囲い込まず相談することで、気が晴れて前向きになれることも多いです。
言うなれば、あなたの婚活に対し至れり尽くせりサービスしてくれるという事です。 ここまで、あなたのサポートをしてくれますので、費用は高めです。
ちなみに、ここ最近では仲人型の結婚相談所には、特化型も見受けられるようになってきました。 例えば、男性医師限定・男性公務員限定・女性CA限定など・・・。 いずれにせよ、これらは高価であるうえ、ご自身に余程の自信がないとご縁に恵まれる可能性が狭まるかと思われます。
仲人型の結婚相談所に向いている方
- 安心感・安全性の高さ前提にて活動されたい方
- 現在結婚を真剣に考えられている異性と出会いたい方
- ご自身で活発的に行動することが苦手な方
- 仕事が忙しくてお相手との段取り等の手間が取れない方
- 面倒は避けたい方
- 身元やプロフィールが正確な者どうしのパーティーに参加したい方
- 1人で活動されることに不安な方
上記のような方々には、仲人型の結婚相談所がピッタリです。 費用対効果を考えた際に検討材料の一つにされてみられては良いかと思います。
データマッチング型の結婚相談所のメリット
仲人型の結婚相談所よりも価格設定が安く設定されている場合が多いです。 あるデータマッチング型の結婚相談所を例にだします。
データマッチング型とよばれるだけあり、入会と同時に100項目以上の設問に対し、好みや趣味や嗜好に希望や性格等を入力します。 そのデータベースを利用し自身に合った方が月に何人か郵送で届けられてくるシステムです。
届けられた方を気に入ればお申し込みをかけ、お互い気になれば連絡先の交換等が行われ、お見合いまでこぎつけるという流れです。
- データベースでのマッチングによるものは、趣味や嗜好、性格や相性など、より近いものを紹介もらえるので、成功率も高くなると思われます。
- 仲人型と同様に会員同士のパーティーも企画されます。
- 基本は、ご自身で活動されるわけですが、サポートセンターがしっかりと配備されてますので、困った際は電話一本で相談にのってもらえます。
ご自身で淡々とこなせれる方はこちらが向いているかもしれません。
データマッチング型の結婚相談所に向いている方
- 安心感・安全性の高さ前提にて活動されたい方
- 現在結婚を真剣に考えられている異性と出会いたい方
- 専属でなくてよいので困った際に相談にのってもらいたい方
- 身元やプロフィールが正確な者どうしのパーティーに参加したい方
- 自身により近い趣味や嗜好、性格や相性の方とお会いしたい方
仲人型のように、至れり尽くせりまでは必要ないが、安心感・安全性の高さと真剣度合の高さの中で活動されたい方が選ばれるのが、このデータマッチング型の結婚相談所です。
結婚相談所のデメリットについて
結婚相談所におけるデメリットは、以下の3点であると思います。
- 費用面
- 条件へのこだわり
- 勘違い
1.費用面
デメリットといえば、やはり費用面についてがあげられます。 数ある婚活サービスの中では費用は高価なほうですので、いくら効率が良いといえど真剣に活動をされないと出費が重なり後悔することもあります。
費用対効果をしっかりと考え、入会を決断したらしっかりと成婚の目的を達成して元を取るというくらいの心構えがなければ、軽い気持ちで入会すべきではないと思います。
2.条件へのこだわり
せっかく、高額の費用を払って真剣に結婚という目的をもった会員同士が集まる場所に足を踏み入れると、お相手探しに対し、少しでもハイスペックな条件の方へと欲が出て、良い縁を見失うケースがあります。
3.勘違いに陥りやすい
効率の良いだけ、お見合いや紹介やパーティーなど出会いの機会がたくさん訪れます。 そういった環境に慣れてしまいますと、「次にもっと素敵な方が現れるのでは?」という、勘違いが生じ、一人一人とじっくり向き合えなくなる可能性もあります。
まとめ
結婚相談所は、仲人型・データマッチング型と共に特徴も価格設定も違います。 ご自身のおかれている環境や性格等により向き不向きがありますので、一概にどちらが良いかは言えませんが、どちらも真剣に活動される方においては良い環境を提供してくれるサービスです。
- 婚活サービスの中ではダントツに安心感・安全性の高さが優れている
- 婚活サービスの中ではダントツに効率が良い
- あらゆる面で精神的にも気軽である
- 仲人型・データマッチング型それぞれのメリットがある
- ご自身に向いている結婚相談所を選択すべき
- 結婚相談所はメリットもあるがデメリットもある
私自身は、データマッチング型と仲人型をそれぞれ経験し、仲人型の結婚相談所で成婚しましたので、多少なりとも思い入れはありあますが、向き不向きもあるかもしれません。
高額だけに、経済的に余裕のある方や真剣に探されたい方は手っ取り早く結婚相談所に入会するのが効率が良いです。
しかし、経済的に余裕が無い方や、ご自身で本気度が少し欠けると思える方は、他の安価なサービスを試してみてからでも良いのではないでしょうか。 いずれにせよ結婚相談所は、婚活の最後の砦であると言えます。